「近江先生のもとで、学んでみたい」という32年来の望みは、ついに今年の4月に、かなえられることになりました。 32年前の秋、私は、若い時の怖さ知らずで、青山学院大学で行われた大学対抗の、オーラル・インタープリテーションのコンテストに、ドラマのセクションで出場したのです。そこでは、散文、ドラマ、詩などの文学作品を中心に、英語による音声表現がなされていました。オーラル・インタープリテーションについての簡単なレクチャーなども行われました。その当時は、自分も将来、あんなふうにやれるといいなと思いながら、会場を後にしました。そして、恩師、原岡笙子先生(私をコンテストに参加させてくださった)から一言、「今日はね、近江先生というすばらしい先生が来られていたのよ。あなたたちをジャッジしてくださったのよ。」と聞かされました。その時に、近江先生というお名前を、心に留めたのでした。大学3年生だった私は、もう少し早く知っていればなあと思ったものです。 大学卒業後は、地元福岡で、教職に就かなければならず、オーラル・インタープリテーションとは、それっきりになってしまいました。 しかし、教職在職中も、両親の介護のため、若年で退職した現在でも、オーラル・インタープリテーションのことを忘れたことは、1度もありませんでした。先生のご著書が出るとすぐに、買い求めて、ああ、これこれ、と読んでいました。そのうちに、自分の英語をもう一度、何とかしたい、という思いが段々と強くなってきました。けれども、英会話の教室や、資格試験のための講座の受講は、全く考えていませんでした。 なぜなら、欲張りな私は、英語をあらゆる側面から学びなおしたいと思っていたからです。学生時代,、少し取り組もうとしていた、オーラル・インタープリテーションをとおして、英語を身につけたいと思ったのです。そして、近江先生が、アカデミーを開かれたことをネットで知り、大喜びしました。 近江メソッドは、英語教育の理論を基盤に置き、常に、深い読みを追求し、モード変換、さらには、プレゼンテーションにまでもっていくという、英語習得法の宝石をちりばめた、まさに、本物の学習法なのです。とくに、学習者として、本当にうれしいことは、近江先生ご自身の、生のお声を聞きながら、学習できるということです。CDなどではなく、生の音声がレッスン中に飛び交っているのです。これは、他のどこにもない、唯一の特徴です。 不世出の先生から、教えていただけるこの幸せを、感じているのは、私だけでしょうか。だからこそ、福岡から名古屋まで、通っているのです。4月は、生まれて初めての名古屋でしたが、近江先生をはじめ、参加者の皆さんが快く受け入れてくださり、本当に感謝しています。 例えば、私の場合、次のようなコメントを近江先生からいただきました。 32年のブランクは、かなり大きいものですが、チャンスが巡ってきたことをばねにして、近江先生の激励に応えることができるよう努力していきたいです。遅ればせながら、一粒の麦が、今、ようやく、芽を出そうと準備を始めています。待っていてよかった、近江先生の門をたたいてよかったと、今、しきりに思うばかりです。 41年前、中学2年生の夏に出会った、ピーター・ブルック演出、ロイヤル・シェイクスピア劇団の「真夏の夜の夢」の英語のすばらしさに魅了されて以来、少しでも英語ができるようになりたいという思いから、とうとう、近江先生のもとにたどりついたという、1人の人間のドラマがここにあるのです。今年の夏も暑くなりそうですが、英語学習への熱い思い(burning desire)を胸に、名古屋へ通うことにします。
「近江先生のもとで、学んでみたい」という32年来の望みは、ついに今年の4月に、かなえられることになりました。
32年前の秋、私は、若い時の怖さ知らずで、青山学院大学で行われた大学対抗の、オーラル・インタープリテーションのコンテストに、ドラマのセクションで出場したのです。そこでは、散文、ドラマ、詩などの文学作品を中心に、英語による音声表現がなされていました。オーラル・インタープリテーションについての簡単なレクチャーなども行われました。その当時は、自分も将来、あんなふうにやれるといいなと思いながら、会場を後にしました。そして、恩師、原岡笙子先生(私をコンテストに参加させてくださった)から一言、「今日はね、近江先生というすばらしい先生が来られていたのよ。あなたたちをジャッジしてくださったのよ。」と聞かされました。その時に、近江先生というお名前を、心に留めたのでした。大学3年生だった私は、もう少し早く知っていればなあと思ったものです。
大学卒業後は、地元福岡で、教職に就かなければならず、オーラル・インタープリテーションとは、それっきりになってしまいました。
しかし、教職在職中も、両親の介護のため、若年で退職した現在でも、オーラル・インタープリテーションのことを忘れたことは、1度もありませんでした。先生のご著書が出るとすぐに、買い求めて、ああ、これこれ、と読んでいました。そのうちに、自分の英語をもう一度、何とかしたい、という思いが段々と強くなってきました。けれども、英会話の教室や、資格試験のための講座の受講は、全く考えていませんでした。
なぜなら、欲張りな私は、英語をあらゆる側面から学びなおしたいと思っていたからです。学生時代,、少し取り組もうとしていた、オーラル・インタープリテーションをとおして、英語を身につけたいと思ったのです。そして、近江先生が、アカデミーを開かれたことをネットで知り、大喜びしました。
近江メソッドは、英語教育の理論を基盤に置き、常に、深い読みを追求し、モード変換、さらには、プレゼンテーションにまでもっていくという、英語習得法の宝石をちりばめた、まさに、本物の学習法なのです。とくに、学習者として、本当にうれしいことは、近江先生ご自身の、生のお声を聞きながら、学習できるということです。CDなどではなく、生の音声がレッスン中に飛び交っているのです。これは、他のどこにもない、唯一の特徴です。
不世出の先生から、教えていただけるこの幸せを、感じているのは、私だけでしょうか。だからこそ、福岡から名古屋まで、通っているのです。4月は、生まれて初めての名古屋でしたが、近江先生をはじめ、参加者の皆さんが快く受け入れてくださり、本当に感謝しています。
例えば、私の場合、次のようなコメントを近江先生からいただきました。
32年のブランクは、かなり大きいものですが、チャンスが巡ってきたことをばねにして、近江先生の激励に応えることができるよう努力していきたいです。遅ればせながら、一粒の麦が、今、ようやく、芽を出そうと準備を始めています。待っていてよかった、近江先生の門をたたいてよかったと、今、しきりに思うばかりです。
41年前、中学2年生の夏に出会った、ピーター・ブルック演出、ロイヤル・シェイクスピア劇団の「真夏の夜の夢」の英語のすばらしさに魅了されて以来、少しでも英語ができるようになりたいという思いから、とうとう、近江先生のもとにたどりついたという、1人の人間のドラマがここにあるのです。今年の夏も暑くなりそうですが、英語学習への熱い思い(burning desire)を胸に、名古屋へ通うことにします。